誤嚥から身を守る、第一歩を|口腔機能低下症の検査・サポートを開始しました
お口の「食べる」「飲み込む」「話す」力が全体的に衰えてきた状態を、「口腔機能低下症(オーラルフレイル)」 といいます。
「少し食べにくくなった」「むせやすくなった」――。それは単なる“年のせい”ではなく、健康な生活を送る上で見逃せない重要なサインです。特に、誤嚥(ごえん:食べ物や唾液が気管に入ること)による肺炎は、高齢の方の健康寿命を大きく損なう要因となっています。
見過ごされがちな「不顕性誤嚥」のリスク
誤嚥の中でも、咳やむせといった自覚症状がなく気づきにくい「不顕性誤嚥」が問題視されています。知らないうちに細菌が肺に入り、肺炎を繰り返すリスクが高まります。歯科治療中にむせる方も、この機能低下のサインであることが少なくありません。
こうした背景から、当院は治療で「歯」を治すだけでなく、「食べる機能」そのものを守るサポートを強化することにしました。
当院の取り組み:資格と研修に基づく、一歩先を行くケア
先日、通常の休診日である土曜日を活用し、スタッフ全員で「口腔機能低下症」に関する最新の研修と実践的な検査実習を行いました。
私たちは、この問題と真摯に向き合い、確かな知識と技術をもって患者様をサポートするため、スタッフが 「嚥下訓練サポーター」 の資格を取得しています。これは、安全かつ効果的な口腔機能ケアの基礎を学んだ証です。
あなたのお口の「現状」を、数値と対話で把握することから
当院のサポートは、まず現在の機能状態を客観的に知る精密な検査から始まります。
- 総合的な口腔機能スクリーニング検査:咀嚼(噛む)力、舌の動き・力、嚥下(飲み込む)の状態、口腔内の乾燥度など、多角的に評価します。
- 丁寧な結果説明:検査でわかったことを、写真やチャートを用いて分かりやすくご説明。ご自身の「強み」と「今からケアすべきポイント」を明確にします。
- 無理のない改善計画の立案:検査結果とご希望をもとに、ご自宅で無理なく続けられる個別のトレーニングメニューをご提案します。
改善を支える専用ツール「エントレ」の活用
具体的な機能向上のため、当院では口腔筋機能療法(MFT)のための医療用具 「エントレ(ENTL)」 を活用します。これは、舌や口腔周囲の筋肉に適切な負荷をかけてトレーニングを行うための道具です。使い方を丁寧に指導し、ご自宅での継続的なトレーニングをサポートします。
「エントレ」は、ただの「トレーニング器具」ではありません。嚥下訓練サポーターの資格を持つスタッフが、あなたの状態に合わせた適切な使用法をアドバイスし、「安全に、確実に機能を維持・向上させる」 ためのパートナーとして活用します。
こんな変化を感じたら、お気軽にご相談ください
· 食事に時間がかかる、硬いものが食べづらい
· 飲み込みにくさを感じる、よくむせる
· お口が乾く、食べカスが口に残りやすい
· 滑舌が悪くなった、小さな声になりがち
· 以前より体重が減ってきた
これらの変化は、体からの大切なメッセージです。私たちと一緒に、お口の健康を守る次の一歩を踏み出しませんか?
検査とトレーニングは、一生涯ご自身の歯と口で美味しく食事を楽しみ、生き生きと会話する未来への投資です。まずは、今の状態を知ることから始めましょう。
【つくばさとう歯科】
📍 茨城県つくば市谷田部6471-1
📞 029-838-1181
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🕒 診療時間:平日 9:30~12:30 / 13:30~17:30