被せ物が取れた! その時、どうしますか?
「昨日、突然、被せ物が取れてしまった……」
そんな経験、ありませんか? 歯科医院に電話し、指示を仰ぐか、すぐに飛び込むか――その時、あなたは何を一番に考えますか?
多くの場合、「すぐに戻してほしい」「新しい被せ物を作ってほしい」というご要望があがります。お気持ちはよくわかります。しかし、当院では、その「すぐに」が必ずしも最善の選択ではないと考えています。
なぜ、当院はその日に型取りをしないのか?
もちろん、痛みや見た目の問題を一刻も早く解決するために、応急的に被せ物を戻すなどの緊急対応は可能な限り当日行っております。しかし、その後の本格的な治療、特に新しい被せ物の作製のための型取りは、その日には行いません。
それには、2つの重要な理由があります。
- 「取れた原因」を突き止めることが最優先だから
被せ物が取れるのには、必ず原因があります。
· 残っているご自身の歯に問題がある(虫歯が再発している、歯が割れている)
· 噛み合わせに問題がある(特定の歯に強い力がかかり続けている)
· 接着剤が経年劣化しただけ
もし、原因が特定できないまま、同じ被せ物を戻したり、新しいものを作ったりしても、同じ問題が繰り返され、またすぐに取れてしまう可能性が極めて高いのです。
当院では、取れた直接の原因を探るため、まずは状況を詳しく検査します。場合によっては、一度、仮の歯に置き換えて、しばらく経過を見ることもあります。それにより、本当の原因が噛み合わせなのか、歯そのものの問題なのかが明確になり、より確かな治療計画を立てられます。
- 周りの歯や歯茎が健康な状態で治療を行うため
新しい被せ物を長持ちさせるためには、土台がしっかりしていることが何より大切です。もし、周りに汚れや歯石が溜まっている状態で型取りをしても、精度の良い被せ物はできませんし、新しい接着剤がしっかりとくっつく環境とも言えません。
当院では、検査の結果に基づいて、必要に応じて周りの歯のクリーニングや歯周治療を先行させます。健康な土台を整えることで、せっかく作った新しい被せ物が、より長く、快適に機能するのです。
被せ物が取れたら、まずは原因を探る検査から
つまり、当院の基本方針はこうです。
- 緊急対応(応急処置) → 2. 精密な検査 → 3. 原因の説明と治療計画 → 4. 本治療(新たな被せ物の作製など)
このステップを踏むことで、「また取れるんじゃないか」という不安を減らし、より取れにくく、長持ちするお口の環境作りに努めています。結果的に、あなたの大切な歯を守り、再治療の繰り返しを防ぐことに繋がると考えています。
「応急処置をしたら、あとはお任せください。最初の一手を間違えなければ、将来の大きなトラブルは防げます。」
被せ物が取れた時は、慌てずに、まずは私たちにご相談ください。あなたに最適な解決策を、一緒に見つけていきましょう。
【つくばさとう歯科】
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