骨造成
骨造成とは

骨造成とは、インプラントの土台となる骨が足りないときに、その土台となる「骨を再生させる治療」のことを言います。
一般的に歯を支えていた歯槽骨は、抜歯後さらに吸収します。その為インプラントを行うことが不可能となる場合があります。 このような場合、骨を再生させることで、適切な位置でのインプラントが可能となります。
骨造成のメリット・デメリット
メリット
- 元々の天然歯の生えていた場所にしっかりしたサイズのインプラントを埋入でき、
しっかりとした咬合回復ができる - メンテナンスのしやすい歯冠の形状となり、インプラント周囲炎になりにくい
- 歯冠の隙間なども、より天然歯に近づく
- 埋入されたインプラントが長持ちする
デメリット
- 術後感染のリスクがある
- 手術の侵襲が比較的大きい
- 造成できる量に限界がある
骨造成の種類について

ソケットリフト法とは
ソケットリフトは上顎洞(上顎にある空洞)までの距離が5mm前後の場合に適応されます。専用の上顎洞底を挙上する器具を用いて、骨ごと上顎洞底を挙上する方法です。
挙上したスペースに自家骨(自分の骨)・人工骨(人工的な骨)の顆粒を填入した後に、インプラントを埋入します。
メリット・デメリットについて
メリット
インプラント埋入と同時に骨造成ができ歯を作るまでの期間が短縮されます。
デメリット
目視できない治療となるため、術者のテクニックが非常に重要となります。
治療期間
ソケットリフトを併用しインプラントを埋入した場合、個人差はありますが埋入後3~6か月ほど待ち、インプラントに歯を装着します。
サイナスリフト法とは
サイナスリフトは上顎洞(上顎にある空洞)までの距離が約4mm以下の場合に適応されます。専用の上顎洞底を挙上する器具を用いて、上顎洞底を挙上する方法です。
挙上したスペースに自家骨(自分の骨)・人工骨(人工的な骨)の顆粒を填入します。
その後、インプラントが可能であれば同時に、難しければ6〜10ヶ月ほど時間をおいてからインプラントオペを行います。
メリット・デメリットについて
メリット
上顎の骨がかなり少ない患者さまでもサイナスリフトを行うことでインプラント治療が可能になります。
デメリット
患者さまのお身体への負担が大きいこと、待つ期間が長くなる可能性があること、費用がかかることです。
治療期間
治療期間は、6〜10ヶ月程度です。
骨造成についての質問集

Q. 骨造成手術では痛みや腫れが
出ますか?
A. 骨造成を行う外科的な処置では個人差がありますが、治癒の間で1週間程度腫れることがございます。また、稀に頬が青あざのように一時的に変色する場合がありますが、時間とともにおさまってきます。
Q. 骨ができるまでには
どのくらいかかるのですか?
A. 処置後4〜6ヶ月前後待ち、確実に治癒したのを確認して次の処置に移ることが多いです。
Q. 骨造成手術のリスクは
ありますか?
A. 術後感染、腫脹リスクがありますので、処置前に十分相談した上での治療をおすすめいたします。
Q. タバコを吸うのですが、
骨造成手術は可能ですか?
A. 喫煙されている方の場合には、血流が乏しくなっているため、手術の治癒が悪くなり予定していた結果が望めない場合がございます。 ご注意ください。